新チームとなって初の公式戦となる『浜松地区中学校新人野球大会』が令和5年9月23日に開幕。10月7日に細江球場で行われた決勝戦では、浜松開誠館中学校と高台中学校が対戦。開誠館が激闘を制し、サヨナラ勝ちで優勝を飾った。

開誠館がサヨナラ勝ちで優勝を掴む。

令和5年度 浜松地区中学校新人野球大会

令和5年9月23日から始まった『浜松地区中学校新人野球大会』。浜松、湖西の中学生が新チームとして初の地区王者を目指して熱戦を繰り広げた。ベスト4まで勝ち上がってきたのは、高台中学校と積志中学校、清竜中学校・水窪中学校・光が丘中学校・春野中学校合同チーム、浜松開誠館中学校の4チーム。

準決勝第一試合では、高台と積志が対戦。1対1で迎えた3回裏、積志は1アウト3塁とチャンスを作ると、内野ゴロの間にランナーが返り2対1と勝ち越しに成功。1点を追う高台は5回表、四球と犠打で2アウト3塁とすると、ここで積志がパスボール。ランナーがホームへ返り、2対2の同点に追いつく。試合はこのまま延長戦へ。8回表、高台は2アウト3塁のチャンスでセンター前に弾き返し、3対2と勝ち越しに成功する。8回裏、積志は、連続死球でランナーを2塁まで進めるも、最後は高台ピッチャーが踏ん張り、3対2でゲームセット。高台が積志を下して決勝進出を決めた。

準決勝第二試合は、清竜・水窪・光が丘・春野合同と開誠館の一戦。1回表、清竜・水窪・光が丘・春野合同は、立ち上がりにエラーが続いた開誠館を攻め、1点を先制する。同点に追いつきたい開誠館は4回裏、先頭打者が1塁線を破るヒットでノーアウト2塁のチャンスを作る。次の打者が手堅く犠打を選択すると、ここで清竜・水窪・光が丘・春野合同が送球エラー。2塁ランナーがホームまで返り、1対1の同点に追いついた。同点に追いついた開誠館は6回裏、ヒットと四球で1アウト1、2塁のチャンスを作ると、ライトへのタイムリーヒットで1点を勝ち越す。その後もヒットとエラーで4点を追加し、6対1と勝利を大きく手繰り寄せた。追い込まれた清竜・水窪・光が丘・春野合同は7回表、2アウト2塁と得点圏にランナーを進めるも、最後は内野フライに打ち取られ、ゲームセット。6対1で勝利を収めた開誠館が決勝に駒を進めた。

決勝戦は、高台対開誠館。試合は高台の攻撃で「プレーボール」。試合が動いたのは、5回表。高台は、初回以来となる先頭打者が出塁。次の打者が送りバントを1球で決め、打順は1番へ。ストレートを強振した打球はぐんぐん伸びて、レフトの頭上を越すタイムリー2塁打。高台がついに均衡を破り、1点を先制した。次の打者も内野安打で続き、1アウト1塁、3塁。振り抜いた打球が一二塁間を襲うが、これを開誠館セカンドが好捕。しかし、3塁ランナーが生還し、2対0と高台がリードを広げる。このままでは終われない開誠館は6回裏、代わった投手を攻め、ヒットと盗塁で2アウト2塁のチャンスを作る。ここで、レフトを越えるタイムリー2塁打が飛び出し、1点差に詰め寄る。尚も2アウト2塁と同点のチャンス。強振するも打ち上げてしまい、打球はショート後方へ。チェンジかと思われたが、風の影響もあり、これが落ちる。2塁ランナーが生還し、開誠館が2対2の同点に追いついた。試合はこのまま延長戦へ。試合を決めたのは、開誠館。9回裏、先頭が粘って四球を選び出塁すると、盗塁と申告敬遠、さらに四球で1アウト満塁のチャンスを作ると、真っ直ぐを捉え、打球はセンター前へ。激闘となった決勝戦は、開誠館が3対2でサヨナラ勝ちを収め、優勝を果たした。


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