令和5年2月18日に開幕した『しんきんカップ静岡県中学選抜野球大会』。昨年はコロナ感染拡大により中止だったため、2年ぶりの開催。浜名中学校が惜しくも決勝で敗れたものの、準優勝に輝いた。

浜名中学校が準優勝に輝く。

しんきんカップ 第53回静岡県中学選抜野球大会

令和5年2月18日に島田球場をメイン会場に開幕した『しんきんカップ第53回静岡県中学選抜野球大会』。各地区大会を勝ち上がった32チームが参加し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。

浜松地区から出場したのは、浜名中学校、北浜中学校、曳馬中学校、三ヶ日中学校、積志中学校の5チーム。積志中は惜しくも初戦で敗退したものの、他の4チームは初戦を突破。その後、浜名中と三ヶ日中がベスト8に進出した。

準々決勝で菊川東中学校と対戦した浜名中は終始相手にリードを許す苦しい展開。3点を追う最終回、浜名中は集中打で一挙に逆転。15対10で菊川東中を下し、ベスト4進出を決めた。三ヶ日中はこの日も安定した戦いぶり。磐田南部中学校から先制点を奪うと、そのまま試合は進み、4対0で三ヶ日中が勝利。準決勝へと駒を進めた。

準決勝第一試合は、浜名中と清水第七中学校が対戦。清水七中は2回戦で北浜中との大激戦の延長を制して勝ち上がり、勢いに乗るチーム。対して、エースが復調した浜名中は安定した試合運びで主導権を握ると、足を絡めた攻撃などで7得点を挙げ清水七中を圧倒。コールド勝ちで決勝進出を決めた。

準決勝第二試合は三ヶ日中が東海大静岡翔洋中学校に挑んだ。接戦に持ち込みたい三ヶ日中だったが、先頭打者にホームランを許すと、その後も翔洋中打線に掴まり、大量7失点。打線も相手投手のの前に沈黙し、0対7のコールド負け。三ヶ日中にとっては課題が残る敗戦となった。

決勝戦は大会4連覇を狙う翔洋中と、大会初優勝を目指す浜名中の対戦。この試合でも浜名中エースが躍動。変化球を低めに集めるピッチングで翔洋中打線を翻弄。犠牲フライで1点を失ったものの、堂々たるピッチングで翔洋中と互角に渡り合う。0対1で迎えた最終回、ツーアウトながら1塁、3塁とチャンスを作るも、あと一歩得点には至らず、0対1の惜敗。優勝は逃したものの、堂々たる準優勝に輝いた。

この大会をもって『球春到来』。さまざまな大会が目白押しとなる。翔洋中を倒す浜松勢は現れるのか。楽しみに待ちたい。


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