目標であった県大会への出場権を獲得したことで、チームの目標は、県大会で勝つことに変わった。
勝負強さを発揮し、掴んだ県大会出場。
第65回静岡県西部中学校新人野球磐田大会で優勝を果たした磐田市立南部中学校野球部。部員数は13名と少ないが、粘り強い守備と勝負強さを発揮し、11年ぶりに静岡県中学選抜野球大会への出場権を獲得した。
チームの最大の武器は、諦めず戦い抜ける気持ちの強さ。「新人戦では、ここぞという場面で打てたことが大きかったと思っています」とキャプテンの密岡千真くんが話すように、強い気持ちで勝負強さを発揮し、勝利を手繰り寄せた。攻守に渡りチームの主軸を担うエースの重松聖人くんは、「人数が少ないからこそ、お互いに助けながらまとまって戦えると思っています。全員で声を出して自分たちで流れを持ってこれることもチームの強みです」と話した。
県大会出場を目標に走り始めた磐周新人は初戦で敗れたものの、敗者復活戦を勝ち上がり、5位で西部大会に出場。その西部大会では初戦で敗れ、県大会には届かなかった。しかし、その後の西部新人磐田大会では、初戦で大勝を収めると、その後は接戦を勝ち上がり、優勝を果たした。目標であった県大会への出場権を獲得したことで、チームの目標は、県大会で勝つことに変わった。練習では、短い練習時間で効率を上げるためにピンポイントで課題の克服に努め、今はバッティングや小技、走塁といった攻撃面の強化を図る。準備を怠らず、万全の態勢で来年2月の県大会に挑んでいく。