東海大会を突破しいざ全国大会へ
清竜中学校 女子ソフトテニス部
中体連夏季大会において、三年連続で東海大会へ出場している“強豪”清竜中学校女子ソフトテニス部。今年もその強さは健在で、新人戦の浜松地区大会で優勝、西部大会は決勝で敗れるも、その後の県大会で優勝し、全国大会である『ヨネックスカップ』出場を果たした。
チームで採用するのは、オーソドックスな雁行陣。バランスの取れたポジショニングと、確かな技術を基にした堅実なプレー、さらには、緻密に練られた戦術で相手を翻弄する。練習時間が限られていた冬場に、徹底的に基礎技術の向上に取り組み、暖かくなった今後は実戦経験を増やし、試合感覚を養いながら、ゲームの組み立てを考える力を付けていく。
創部12年目を迎える今年、部員は“わずか”9名。部員が少ないだけでなく、通学時間を考慮すると、一日1時間から2時間しか練習ができない。決して恵まれた練習環境とは言えないが、時間の使い方を工夫してハンデを克服してきた。
チームの中心となるのは、主将の上野山華奈さんと、県選抜にも選ばれた松野瀬奈さんのペア。この二人とともに、7名の3年生がチームを引っ張り、他にはない団結力を手に入れた。合言葉は、「今年こそ全国へ」だ。
「浜松を制する者が県を制す」と言われるほど激戦の浜松地区。夏季大会では、その浜松地区大会での四連覇、さらには四年連続での東海大会出場、そして終着地点は“全国大会”。工夫を重ねた日々が、彼女たちをより強くする。