赤佐ヤングスが最多12度目の優勝。
第46回出雲殿旗全遠州選抜少年野球大会
令和3年6月13日から26日に渡って、天竜川運動場をメイン会場に開催された『全遠州選抜少年野球大会』。静岡県西部地区の各支部から選抜された32チームが集い、優勝目指して熱戦が繰り広げられた。
ベスト4に進出したのは、3試合で大会最多となる48得点を挙げた三ヶ日フレンズ(浜名湖支部)と、全試合をコールドで勝ち上がってきた浜名ヤンキース(浜北支部)、準々決勝で1点差の接戦をモノにして4強入りした浜松蒲野球スポーツ少年団、そして危なげなく準決勝まで勝ち上がった赤佐ヤングスの4チーム。
準決勝第一試合はフレンズとヤンキースの対戦。試合は1回裏にフレンズが2点を先制。ヤンキースは2回表に1点を返すと、4回表に4点を挙げ逆転に成功。その裏、フレンズが2点を返し5対4と1点差に詰め寄るも、その後はヤンキース投手を打ち崩せず「ゲームセット」。5対4で勝ったヤンキースが決勝進出を決めた。
準決勝第二試合は蒲とヤングスの対戦。1回表、蒲が幸先良く1点を先制するも、その裏、ヤングスが3点を挙げすぐさま逆転。2回表、蒲が2点を挙げ同点に追いつくと、その後は一進一退の攻防。3回にもお互い1点ずつ挙げ4対4に。5回裏にヤングスが1点を追加するが、終盤となる6回表に蒲が3点を挙げ、遂に7対5と試合をひっくり返す。しかしながらその裏、ヤングスが3点を挙げ再度逆転するとそのまま試合終了。8対7で蒲を下したヤングスが決勝へと駒を進めた。
決勝カードは、浜名ヤンキース対赤佐ヤングスという同支部のライバル対決。
試合はヤンキースの攻撃で「プレーボール」。試合はいきなり動き出す。1回表、ワンアウトから四球で出たランナーをおいて連打で1点を先制。その後、連続死球やバッテリーエラーなどで、ヤンキースが3点を先制。その裏のヤングスは先頭打者が四球を選ぶと、足を絡めた攻撃で2点を返す。2回は両者無得点。1点を追うヤングスは3回裏、四球を足掛かりに足を絡めた攻撃と、バッテリーエラーなどで2点を挙げ、4対3と逆転に成功。なんとか追いつきたいヤンキースだが、5回の攻撃は三者凡退。その裏のヤングスは、ワンアウトからのセンターオーバー二塁打を足掛かりに、相手のミスに乗して1点を追加。5対3とヤングスが2点リードして、終盤6回の攻防を迎える。6回表、なんとか先頭打者が出塁したいヤンキースだったが、先頭打者の放った鋭い打球はセカンドのファインプレーに阻まれ「アウト」。しかし続く打者の放った打球はレフトの遥か頭上を襲うホームラン。1点差に迫った。その後もスコアリングポジションにランナーを送ったヤンキースだったが、後続が倒れ同点の機を逸した。その裏のヤングスはワンアウトランナー三塁とチャンスを作るも、ヤンキース守備陣の攻守に阻まれ得点ならず。最終回のヤンキースは、先頭打者、続く打者ともに鋭いライナーを放つも、ヤングス守備陣の正面に飛ぶ。最後のバッターはファーストフライに倒れ、「ゲームセット」。5対4で赤佐ヤングスが浜名ヤンキースを下し、大会最多となる12回目の優勝を飾った。
この日行われた準決勝二試合、そして決勝戦は全てが1点差の好ゲーム。投球制限がある中で二試合とも好ゲームを演出した両チームは総合力の高さを示した。
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