諦めないことが俺たちの道標。

三ヶ日フレンズ野球スポーツ少年団

三ヶ日フレンズ野球スポーツ少年団

三ヶ日東小学校を拠点に活動している少年野球チーム『三ヶ日フレンズ野球スポーツ少年団』。7人の6年生を中心に、総勢30名の部員が所属している。練習は下級生と上級生の2グループに分け、下級生は“楽しむこと”から技術向上を目指し、上級生は“勝つこと”を目標に競技力の向上を目指す。

今年のチームは、スーパージュニア(4年生以下)時から好成績を収めてきた。当時は、エース左腕の井口陽向くんに注目が集まったが、新チームとなった頃にはキャプテンの竹田啓視くんを中心にバランスの取れたチームへと変貌。安定した強さを発揮するチームとなった。コロナ禍により大会が次々となくなる中、第一回交流大会では支部大会で優勝しブロック大会へ進出。第二回交流大会でも支部大会で決勝へ進出。ここでもブロック大会へと進出した。ブロック大会を勝ち抜くことはできなかったが、これは例年であれば県大会に出場できている成績だった。

取材に訪れたこの日は、6年生にとって最後の公式戦となる『秋季大会』。準決勝で三ヶ日ジュニアファイターズと戦ったフレンズは6回裏に2点を勝ち越され最後の攻撃へ。ベンチから響く「キャプテンに回せ!」。ツーアウトとなったものの必死に食らいつき出塁。ランナーを二人置き、キャプテンに打席を回した。チーム全員でキャプテンに繋いだ。打球は快音を残したものの、ピッチャーのグローブへ。彼らの少年野球は終わった。

応援席になびく横断幕。そこに書かれた文字は“不屈”。フレンズの魂でもあるこの言葉の通り、彼らは最後まで戦い抜いた。

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