市内外中学24チームが野球で交流を図る。
第10回HSKcup(浜松スポーツ交流杯)
『HSKcup(浜松スポーツ交流杯)』は、「スポーツの楽しみを知り、将来を担う活力に満ちた生徒の育成」を目指し、人間形成・競技力の向上および地域交流による仲間との関わりを通じ、豊かな心・思いやりの心、視野の広い人間関係づくりを育むことを目的に、今年で10回目を迎えた。
初日は天候不良のため、一部の交流試合が中止となったが、二日目は好天に恵まれ、予定通り試合を消化。普段対戦することのないチームとの試合とあって、8つの会場では公式戦さながらの真剣勝負が繰り広げられた。初日の夜には、参加チームの選手がグランドホテル浜松に集まり交流会に出席。ポジションごとに異なるチームの選手と円卓を囲み、食事をとりながら、和気あいあいと談笑する姿、連絡先を交換する姿などが見られた。交流会の後にはパネルディスカッション形式の講演会が行われ、指導者や保護者が参加。東海大静岡翔洋の弓桁監督、プロスカウトの榑松さん、スポーツ医療の観点から東さん、HSKcup出場経験のある立教大学野球部の江口さん4人のパネラーのほか、会場も交えてそれぞれ専門の立場にたって議論が繰り広げられた。
交流会の発起人であるHSK実行委員長の原田浩利さんは会についてこう話す。「子供たちには大きな大きな可能性があります。その可能性の扉を、野球を通じて少しでも開いてあげたい。普段対戦することのないチームと対戦することで、新しい野球感に気づくはず。さらに、さまざまな地域の子供たちと交流を図ることで、浜松の子供たちは浜松の良さに気付いたはずですし、浜松に来てくれた他県の子供たちは浜松に愛着が生まれたはず。子供たちの将来の選択肢の幅を提供することは、大人がすべき活動だと思っています」
子供たちに少しでも多くの知恵とチャンス、そして「頑張ろう!という力」と「やり遂げたという体験」が、新たな日本を作っていく大きな活力になると信じている。
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