ニュージーランド研修で得た成長

聖隷クリストファー中・高等学校

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11月2日(土)から11月10日(日)までの9日間にわたり、今年度も中学3年生がニュージーランド研修に行ってきました。期間中は基本的にそれぞれがホストファミリーに入り、現地の学校に通います。9期生達も、様々な体験を通して大きく成長して帰ってきました。今回は、研修に参加した生徒達の感想をいくつかご紹介します。

3年間待ちに待ったニュージーランド研修は、僕のこれからの人生に、大きく関係するくらいの、とても素晴らしいものになりました。
まず、僕自身ホームステイが初めての体験で、その上、1人で英語の環境の中で1週間を過ごすということにとても緊張していました。ですが、ホストファミリーは、厳しい人だったけれど、とてもやさしく、安心して研修期間を過ごすことができました。
学校体験では、ニュージーランドの学校と日本の学校との違いをたくさん発見できました。例えば、ニュージーランドの学校にはモーニングティータイムというものがあり、20分程度のおやつタイムがありました。また、たくさんの生徒が裸足で生活をしていました。クラスの生徒達は、みんなとても良い子で、僕たち日本人にもとてもやさしく接してくれました。放課後には、よくホストファミリーとスーパーマーケットに買い物に行きました。そこでも、文化の違いを感じるものがありました。それは、会計していない物を食べられる、ということです。外国では割とよくあることのようですが、店に入るとすぐにホストの子供たちが、売り物のリンゴを食べ始めた時には、すごく驚きました。日本では絶対にできないことを、ニュージーランドでは体験することができ、よかったです。
今回の研修では、ニュージーランドと日本との文化の違い、言語の違い、景色の違いなど、たくさんの「違い」と、たくさんの「初めて」を体験させてもらうことができました。将来、別の国にも行ってみて、そこでもたくさんの「違い」と「初めて」を感じてみたいです。

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私は今回の研修で、初めてホームステイを経験しました。初日にステイ先の家族と会った時に、笑顔で迎えてくれて、とてもうれしかったことを覚えています。このように楽しい思い出もたくさんありますが、ホームステイの大変さも学びました。ひとつは、食事です。ニュージーランドの食事は、出てくる料理も量も、日本とは少し違います。私の場合は、疲れもあったせいか、1日目の夕食や2日目の昼食を完食できずに残してしまい、せっかく作ってくれた料理を残してしまったという罪悪感がありました。もうひとつは、コミュニケーションです。最初、私はどんな話をしていいのかわからずに、部屋にこもってしまいました。でも、思い切って話しかけてみると、意外に盛り上がったりして、楽しむことができました。この他にも、ホームステイの楽しい点、大変な点を私はたくさん学びました。
また、それらと同じくらい、驚いたこともたくさんありました。特に驚いたのは、ニュージーランドに住んでいる中学生と、日本に住んでいる中学生の生活スタイルの違いです。例えば、ニュージーランドの学校には、日本の学校のような部活がありません。一応、クラブ活動が週に1、2回あるようですが、私が見学に行ったバレーボールクラブは日本のバレーボール部とは全く様子が違いました。大音量のBGMが流れる中で、生徒達が自由に試合をしている、という感じでした。バレーボールの技術を上げるというよりは、プレーを楽しむことを重視しているクラブ活動なのだと思いました。
また、中学生の生活スタイルの違い以外にも、日本の文化とニュージーランドの文化の違いはたくさんありました。その違いを見つけるためには、怖がらずに挑戦してみるということが大切だと、私はこの研修全体を通して思いました。この気づきを忘れずに、これからも日々様々なことに挑戦して、色々なことを学んでいきたいです。

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初めての飛行機、初めての海外、その他にもたくさんの初めてが、この研修中にありました。今回ニュージーランドに行くにあたり、自分が立てた目標は、「自ら」です。英語がわからないから相手のペースで話すことはできない。ならば、自分で話題を作り、自分がわかる範囲で話すなど、自らペースを作るようにしました。
現地に着いたらいよいよ緊張も高まり、「これから英語だけの世界に入るんだ」と怖くなりました。バディは11歳の超イケメンでとてもかわいく、人当たりよく、優しくて、少し緊張がほぐれました。ホストファミリーはとてもやさしく、家族のように付き合ってくれました。本当に楽しいホームステイ生活を送ることができました。
ニュージーランドの学校では、異文化に触れ、日本とは全く違う学校生活の体験ができました。日本では考えられないようなことばかりだったけれど、ニュージーランドではこれが普通なんだ、と多くのことを学ぶことができました。
マオリクラスの生徒達との交流では、迫力のあるハカが見られて感動しました。そのほかにも日本では体験することのできないことを体験できました。その中でも一番思い出に残っている場面は、ホストファミリーとのお別れです。自分は本当にバディのRiley君が好きで、ホストファミリーが好きです。最後の別れ際には涙が出てしまいました。些細な会話も、一緒に見たテレビも良い思い出です。自分がボロボロ泣いてしまった時、ホストマザーが抱きしめてくれて “Come back.” と「いつでも帰ってきてくれていいよ」と言ってくれました。この家族とは、今回だけの交流にとどめず、今後もメールなどで、小さなことでも双方向から連絡を取り合えたらと思います。
今回のニュージーランド研修では、たくさんのことを学び、たくさんのことを感じました。素晴らしい体験をさせてくれたこの研修に送ってくれた、日本の家族にも感謝したいと思います。

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今回のニュージーランド研修を通じて、コミュニケーションの重要さと、文化の違いを体感することができ、素晴らしい経験をたくさん積めたと思います。飛行機に乗ること、いつもより長い間、英語を聞いたり話したりすること。現地の学校に通い、ホストファミリーと生活することで、短い期間でも文化の違いを如実に感じることができました。この研修で、誰もが大きく成長できたのではないかと思います。また、今回の経験によって、私たちの残り僅かな中学校生活が、より質の高いものに変わる予感がしています。
ニュージーランドでの8日間で、私は言葉をしっかり的確に伝える必要性を学びました。現地コーディネーターの方の失敗談や実際に会話した中で、これでもかというくらい、このことを実感しました。これから、私達はグローバル社会の中で生きていかなければいけません。「障子の文化」と呼ばれる日本文化を大切にしながらも、「ドアの文化」と呼ばれる欧米の文化にも慣れることが、今、私たちに求められていると私は考えています。
今回の研修で考えさせられたことはたくさんありますが、もうひとつ、この振り返りに書いておこうと思います。それは、「家族とは何だろうか?」です。家族とは、血縁関係にあり、共に暮らしている人達のことを指します。今回のホームステイ先は、私をあたたかく「家族」として迎えてくださいました。望みを口にすれば、それを叶えてくれ、私の拙い英語にも根気よく付き合ってくれました。別れの時、ホストファミリーは私のために涙を流してくれました。血はつながっていません。でも、少なくともあの8日間、私は彼らの「家族」でした。私は「家族」という概念の不思議を体験し、その素晴らしさを深く考えさせられました。
いつも私をサポートしてくれ、今回の研修に参加させてくれた、日本の家族にも感謝したいと思います。

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