2年連続での東海大会出場。

浜名中学校男子卓球部
『中学校夏季総合体育大会』において、2年連続の東海大会出場を果たした浜名中学校。新人戦では県ベスト8と好成績を収めるも、夏季大会では地区大会で躓き、ギリギリでの県大会出場。窮地に立たせられながらも掴みとった東海大会への軌跡を追った。
昨年の夏季大会で東海大会出場を果たした浜名中学校。新人戦では、地区大会で苦戦を強いられるも、県大会に出場。ベスト8進出を果たし、今年も県の上位を伺える力を示した。
迎えた夏季大会。新人戦同様、地区大会で苦戦を強いられる。予選リーグで鷲津中学校に敗れ、2位で通過すると、勝てば県大会が決まる決勝トーナメントの初戦で蜆塚中学校に敗れ、順位決定戦に回ることとなった。県大会への出場枠は9。あと1枠を8校で争う激闘に身を投じることとなった。しかし、ここから彼らの快進撃が始まる。研ぎ澄まされた集中力と勝負強さで、この争いを制し、県大会への最後の切符を掴みとった。
県大会では、初戦の熱海中学校をストレートで下し、上々の滑り出しを見せると、2回戦では積志中学校を下し準々決勝へと進出。「積志中に勝てたことで、いい波に乗ることができました」とキャプテンの関谷和毅くんは振り返った。波に乗った浜名中は、続く8校リーグで浜松修学舎中学校に敗れるも、細江中学校、蜆塚中学校に競り勝ち、2位で突破。ベスト4進出を果たし、2年連続となる東海大会への出場を果たした。関谷くんは、「あまり力のあるチームではなかったですが、とても楽しく部活ができました。昨年は、東海大会で勝てませんでしたが、今年は1勝することができて、とても良い思い出になりました」と話した。新キャプテンを務める金澤俊弥くんは、「僕たちの代は、先輩たちよりも力が落ちるので、どこまで行けるかは分かりませんが、先輩たちのように普段は優しいけど、試合になるとカッコイイと言ってもらえるよう、後輩たちを引っ張っていきたいです」と次の一年を見据えた。
同部は、決して練習環境に恵まれているチームではない。練習場所が狭いうえに、人数は60名を越える。そのため、平日は学年ごとに練習場を使用。使用できない学年はオフとなるため、実質練習できるのは、週の半分ほどとなる。他校に比べれば、練習時間は短いだろう。幸い近隣地域にクラブが複数あり、オフの日は選手それぞれが通うクラブで練習できる。地域のサポートを得ながら、選手たちは精一杯目標に向かって努力してきた。これからも、地域と共に歩み、子供たちが輝く笑顔を見せてくれることを期待したい。




[ad]
関連記事
PICKUP
-
悔いのない戦いをして胸を張って最後の大会に。バスケットボールジュニアアスリート浜松
-
まずは県大会を制し、昨年を超える全国2勝を果たす。剣道ジュニアアスリート浜松
-
新人戦の浜松・湖西地区大会で準優勝を果たした浜名中学校。部員全員が中学から柔道を始めた未経験者ばかりだが、素直で向上心が強く、基本を中心に日々の稽古を全力で取り組むことで力をつけてきた。柔道ジュニアアスリート浜松
-
長くスポーツを楽しむために、
ケガをしにくい身体を作る。ライフスタイルジュニアアスリート浜松 -
令和5年3月4日から始まった『全日本少年軟式野球大会浜松ブロック予選』。2枠しかない県大会出場枠を懸けて熱戦が繰り広げられた。予選の模様から県大会の模様までを振り返る。野球ジュニアアスリート浜松