指導の根幹にあるのは、『自分で考えられる選手を育てる』こと。すぐに答えを言うのではなく、子供たちに考えさせ、自分なりの答えを導き出せるよう指導を行っている。

自分で考えられる選手を育てる。
2年前に県大会優勝を果たした浜松ガッツ少年野球団。現在は、小学1年生から6年生までの25名が所属している。練習は土曜日の半日と日曜日。練習試合は日曜日だけとし、土曜日は練習に充てる。4年生以上はこれと別に、週に3回、自由参加のナイター練習も行っている。冬場は徹底して基礎練習を行い、春先からバッティングや実戦形式の練習へと移行。ストレッチや体幹トレーニングに力を入れているのも、浜松ガッツの特徴と言える。
指導の根幹にあるのは、『自分で考えられる選手を育てる』こと。すぐに答えを言うのではなく、子供たちに考えさせ、自分なりの答えを導き出せるよう指導を行っている。「野球は考えるスポーツ」と話すのは、この春から監督に就任した大内史龍さん。「失敗から学ぶこともたくさんあると考えています。まずは失敗して、その理由を子供たちに考えさせるように指導しています。子供たちには今だけではなく、中学、そして高校と、上のステージで野球をプレーして欲しい。今はあくまでその素地を身に付ける段階だと思っています」と話す。
キャプテンを務める松元一真くんに話を聞いた。「小学2年生の時にガッツに入りました。ガッツで学んだことは、やる時は一生懸命やる、ということ。最初の頃は全く当たらなかったバッティングですが、練習をしていく内に打てるようになって、それがとても嬉しかった。いろいろなポジションもできて楽しかったです」 自分で考えるから楽しい。楽しいから上手くなる。楽しみはこれからも続く。

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