中日ドラゴンズJr.が7年ぶり二度目の日本一

[NPB12球団ジュニアトーナメント2015]

平成27年12月27日から29日までの三日間にわたって、サンマリンスタジアム宮崎をメイン会場に行われた『NPB12球団ジュニアトーナメント』にて、中日ドラゴンズJr.が7年ぶり二度目の日本一に輝いた。

この大会は、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)とプロ12球団が共催する学童軟式野球大会で、各球団が小学5・6年生の少年少女18名を選抜しJr.チームを結成。球団OBが監督となって日本一を争う大会。

静岡県からは4名が選抜された。“背番号1”を背負う座馬礼央くん(赤佐ヤングス)は、予選の2試合と準決勝に先発。予選リーグの2試合では相手チームを無失点に抑え、チームの勝利に大きく貢献。6年ぶりの予選突破を果たした。座馬くんは決勝進出を懸けた準決勝の楽天Jr.戦でも5回1/3を投げ、被安打3、奪三振6という快投を見せ、チームのエースとして決勝進出の原動力となった。

決勝のマウンドを託されたのは高須大雅くん(磐田スモールキング)。決勝戦の相手は、今大会最多の23得点で2失点、2試合連続コールド勝ちの“優勝候補”ソフトバンクJr.。最強打線に対し、大会初登板となった高須くんが、緩急を上手く使った“頭脳的”なピッチングで強力打線を翻弄。6回を無失点に抑える。すると中日Jr.打線が、ホークスJr.の129km右腕を攻略。4点を挙げ、4対0で中日ドラゴンズJr.が勝利。7年ぶり二度目の優勝を飾った。

那須田駿くん(浜松ホークス)は高い守備力を買われ、終盤の守備固めとして出場。

渡邊竣くん(細江野球SS)は抜群のバッティングセンスから、代打の切り札としてチームの勝利に貢献。選ばれた4人全てが出場することができた。

東海圏から選ばれるのはわずか18名。全国20万人以上の学童球児から、216名しかこの大会に参加することはできない。その中に選ばれるだけでも大きな大きな財産。しかも“日本一”という成功体験まで掴むことができた。生涯忘れられない経験になったのではないだろうか。

彼らはこの春から中学生。本当の勝負、そして本当の楽しみはこれからだ。

中日ドラゴンズJr

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