己に勝ち手に入れた
自信は人のために。
志衛會空手道
約10年前に設立された『志衛會空手道』。
現在は、本部道場(北区三ヶ日町)のほか、白須賀と新居、豊橋にも道場を構える。
志衛會の空手は、防具を付けて直接打撃を与える『硬式空手』。
石川本部長はこう話す。
「“己に勝て”を合言葉に取り組んでいます。硬式空手は、相手と対峙するため、恐怖心がつきまといます。その弱い気持ちに打ち勝つ、強い精神力を求めていますし、身に付けてほしいと思っています。引くのではなく前へ出る。その気持ちの積み重ねが大きな自信となるはず。その自信を、人のために使ってほしいですし、仲間を守れる人間になってほしい。痛みがわかる分、人に優しくなれるはずですから」
子供たちの目標は、黒帯の獲得。
昇段試験は年に3回あり、ステップアップしながら黒帯を目指す。
昇段試験には型と組み手があるため、このふたつを主に練習。見学に訪れる父兄にミット打ちの相手をしてもらうこともあるといい、これが円滑な親子の会話を生みだしているという。
本部道場には3つの異なる小学校から子供たちが集まっているため、コミュニケーションづくりにも配慮。
定期的に、バーベキュー大会や、6年生を送る会、夏合宿などを行っている。
「実際は我々が子供たちからエネルギーをもらっています(笑)。ただ、手を抜くのも、一生懸命やるのも全て自分次第。甘い自分に打ち勝ってほしい」と石川本部長。
己に打ち勝ち手に入れた自信。
それは生涯の宝となる。
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