新しくなった設備
聖隷クリストファー中・高等学校
夏休み期間中に二つの工事が行われ、2学期の始まりに合わせてそれぞれ完成しました。
1つ目は、教室内に設置されたプロジェクターとスクリーン。今回は、中学生の教室に設置が完了しました。
今年度、本校では中学1年生と2年生そして高校英数科の1年生と2年生にタブレットを配布。生徒達は、授業や校外学習、そして予習や復習を含む自宅での学習のためにタブレットを使用しています。タブレット配布を前に、校舎内のWi-Fiも設置し、通信環境を整備。3年前から試験的に、そして2年前から本格的に導入しているオンライン英会話授業も、昨年度までは学校のPC教室のノートパソコンと、多目的室のタブレットを利用して行っていましたが、今年度からは「自分の」タブレットで、そして自分の教室で英会話授業ができるようになりました。また、一部の教科では教科書もデジタルのものを採用し、例えば英語の発音確認など、紙媒体教材では出来なかったことが出来るようになりました。各教科のまとめに、プレゼンテーション形式やディスカッション形式が以前も取り入れられていますが、現在は生徒それぞれがタブレットを使用して、相手に伝えるための工夫を凝らしたプレゼンテーションを行い、意見交換も更に活発に進めています。
新学期、新しく設置されたプロジェクターを使い、早速、理科の自由研究発表が中学1年生の授業で行われました。夏休みの課題の定番である理科の自由研究。毎年それぞれの生徒が自分の興味を追究し、実験や調べ学習をまとめて提出してくれています。テーマは本当に様々で、夏休み明けに提出されたレポートを眺めるのを、これまでも楽しみにしていました。今年度は、紙媒体のレポートにあわせ、生徒がタブレットに入れているアプリを作ってスライドを作成し、それを教室内で映しながらクラスメイト達に自分の研究の成果を発表しました。時折、笑いや「おお!」と感嘆の声が出るほど、それぞれの発表に興味をもって耳を傾けていました。
2つ目は、日頃、体育の授業と放課後は女子サッカー部が使用しているフットサルコート。このたび、人工芝の張替え等の再整備をされ、美しく再デビューしました。きれいになったフットサルコートのお披露目として、先日、女子サッカー部員対教員有志 の「フットサルコートリニューアル記念交流試合」が開催されました。
まずは茨城校長によるキックイン。その後、多くの在校生の声援を受けながら、女子サッカー部対女混合教職員チームの試合が行われました。試合は8人制で前半10分、後半10分、メンバーの入れ替えも自由。当初の予想通り、日頃から技術を磨いている女子サッカー部の優勢で試合が進みましたが、教職員もところどころでファインプレーを見せ、場を沸かせていました。
中・高校舎南側で昨年末から続いている小学校校舎建築も、随分進み、校舎の形が見えてきました。二棟をつなぐ渡り廊下の工事も始まり、来年度の小学校開校準備も進んでいます。建物、設備も更に拡充され、生徒たちがより良い学びをし、より多くの思い出を作る環境が整えられています。新しい技術を駆使した新しい形の学びが本校でも始まっています。新しいことにチャレンジしつつも、本校が開校以来大切にしてきた「隣人愛」を基とした人と人とのつながりをこれからも大切に、生徒たちの充実した学校生活と明るい未来の実現を応援していきます。