バッティング編[第1回]

自分の感覚にあったグリップを見つける
自分の身体とバットの接点となるグリップ。自分にあった握りでないと、スムーズにバットを振ることができません。ですから、基本的なグリップの握り方から見ていきます。
グリップには、指先を浅めにかけるタイプ(フィンガーグリップ)と、しっかりと手のひらで握るタイプ(パームグリップ)があります。
これはどちらが正解ということではなく、自分が一番握りやすいと思う形でOKです。ただ、あまり握りを深く巻き込みすぎると、構えが窮屈になり、バッティングの動作で捻りの力をうまく伝えることができなくなってしまいますので注意しましょう。
それぞれの特徴は、フィンガーグリップの場合、脇が自然と締まってスイングに柔軟性が出るので、バットコントロールがしやすく、逆にパームグリップはしっかりとバットを握るため、「捻り」の力とともに遠心力やバットの長さをうまく利用できます。

一番しっくりくる握り方を探し出す
グリップを必要以上に強く握りすぎると、肘や肩に余計な力が入ってしまいます。落ちているバットを拾うぐらいの、軽く持つイメージを心掛けてください。10本の指全部を使って、右手と左手の間は離さずに一体となるように持つのが基本形です。
バットを握る位置もあまり極端でなければ人それぞれで構いません。グリップエンドに小指を絡めるようにしてもいいし、逆にグリップエンドから拳までを少し離して握ってもOKです。
バットを腕の延長と考えて、自分が一番握りやすくて、しっくりくるポジションを見つけましょう。ただし、バットをかなり短く持たないとしっかり振れないと感じる場合は、軽めのバットを試してみよう。

中村好志さん(なかむらこうじ)
メジャーリーグ「サンディエゴ・パドレス」のコンディションニングコーチを務めた後帰国し、「ケイスポーツ・アイコンス」を設立。社会人野球チームを運営する傍ら、小中学生への野球指導もしている。
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