新人戦浜松王者は曳馬中学校

抜群の安定感で曳馬中学校が優勝に輝く。

平成28年10月1日、2日、8日の3日間にわたって行われた男子バレーボールの「浜松地区新人総合体育大会」。

引佐総合体育館をメイン会場に浜松地区の28校が新チーム発足後、初となるタイトルを懸けて熱戦を繰り広げた。

昨年は“ビッグ4”と言われた4校が常に上位を占めてきたが、今年は大きく勢力図が変わることが予想された。

どのチームが新たな覇権を握るのか注目が集まる中、準決勝まで勝ち上がってきたのは、湖東中学校と曳馬中学校、天竜中学校、浜名中学校の4校。

準決勝の第1試合は、湖東中対天竜中。

左右に強力なアタッカーを擁し、圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきた湖東中に対し、天竜中は武器である高さを活かした攻撃で応戦。

しかし、湖東中の爆発的な攻撃力に耐え切ることができず、25対12、25対15と湖東中がストレートで天竜中を下し、決勝へと駒を進めた。

準決勝第2試合は曳馬中対浜名中の一戦。

高い守備力と抜群の安定感で勝ち上がってきた曳馬中に対し、浜名中は堅実なバレーを武器に勝ち上がってきた。

試合は、高さで優る曳馬中が優勢に試合を進める。

浜名中も粘り強い守備とガッツ溢れるプレーで食らいつくものの、25対22、25対18で曳馬中が浜名中を振り切り、決勝進出を果たした。

決勝戦は、湖東中と曳馬中の一戦。

序盤は、湖東中がサーブで流れを掴むと一気にポイントを重ね、最大で7点差をつけるなど試合の主導権を握る。

曳馬中も粘り強く耐えながら、徐々に追い上げを見せるが、22対18と湖東中が4点をリードして終盤を迎えた。

ここで曳馬中がタイムアウトをとると、落ち着きを取り戻した曳馬中が、ここから怒涛の7連続ポイントで一気に逆転。

25対22で曳馬中が大逆転で第1セットを先取した。

第2セットに入っても流れを掴んだ曳馬中は大きく崩れることなく、安定した試合運びを見せる。

勢いに乗せると手がつけられない湖東中のアタッカー陣を見事に封じ込み、試合の流れを一度も譲ることなく25対22で第2セットも取り、ストレート勝ち。

新チーム発足後、初となるタイトルを手にした。

最終順位は、優勝が曳馬中学校、準優勝が湖東中学校、3位決定戦を制した浜名中学校が3位、4位に天竜中学校、5位に庄内中学校、6位に岡崎中学校、7位に篠原中学校、8位に三ヶ日中学校となった。

上位6校には、今月末から始まる西部大会でのシード権が与えられる。

新チームとなって初めての公式戦。

それぞれのチームの色が見え始め、随所に好プレーが見られた。

まだまだ連携不足やミスも多かったが、伸び白の多さは可能性の大きさを意味する。

個人の能力をさらに高め、チームのバレーを突き詰め、さらに大きく成長していってほしい。

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