困難に立ち向かえる
強い精神を
湖西市体育協会空手部
湖西市で活動する「湖西市体育協会空手部」。平成元年に設立され、今年で28年目を迎えた。元々は、学生時代に空手をやっていた大人たちが集まるクラブだったが、設立3年目の平成3年に子供たちの募集を開始。瞬く間に子供たちが集まり、幼稚園児から中学生まで総勢100名ものクラブになった。
厳しい稽古を重ね、“心・技・体”の鍛錬に励んでいる同クラブ。その結果、インターハイや国体、インカレで活躍する選手を輩出。現在通う小学生には3年連続で全国大会に出場している子もいるという。
指導にあたる榊原先生は、稽古についてこう話す。
「子供たちにはできるだけ苦しい体験をしてほしいと思っています。社会に出ると、学生の頃にはなかった多くの困難に遭遇します。自分もそうでしたが、そんな時に、幼い頃から苦しいことに立ち向かい、耐えて乗り越えてきたという経験があればしっかりと進んでいける。そんな強い子供たちになってほしいと思っています」
毎年6月から8月に湖西市体育協会が空手の体験教室を開催。そこで「もっとやりたい!」と感じた子供たちが同クラブに入部する。
稽古が終われば、子供たちはみんなで楽しそうに遊び始め、とても明るく無邪気な笑顔が広がる。子供たち自身が「好きで通っている」ことが一目でわかる光景だった。
どうやら、違う学校の子供たちとの交流の場にもなっているようだ。
厳しさと温かさに包まれ、子供たちは今日も元気に汗を流す。
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