高い吸収力で
旋風を巻き起こす。
開成中学校
男子バレーボール部
『浜松市スポーツ祭』でベスト8へ進出した開成中学校男子バレーボール部。
現在は、3年生7名、2年生10名の17名で活動しているが、仮入部中の多くの1年生の入部も見込まれる。
「攻撃力はまずますなのですが、守備に不安があります」と語るのは、今年から顧問となった村木啓輔先生。「バレーボールが好きで真面目な子が多いこともあり、吸収力が早い。そのため、まず理論を説明してから実践に入るようにしています。チーム作りとしては、メリハリの効いた雰囲気作りを大事にしています。目指すのは生徒たちだけでも練習に取り組めるチームになること。それもあり、生徒たちと話し合いながらチーム作りを進めています。バレーボールを通じて、生徒たちが自立してくれることが理想ですね」
普段は、課題とするレシーブを安定させるための守備練習に時間を割き、週末には練習試合を行い実戦経験を磨く。
キャプテンの高橋璃夢くんに話を聞いた。
「さまざまなバリエーションで攻めることができる攻撃力には自信があります。でも、守備力で劣るため、あと一歩のところで勝ちを逃してきました。今はとにかく守備練習を多く行い、チーム全体として守備力アップに努めています。今年の開成中の持ち味は『元気なバレー』。みんなで声を出し合って、県大会出場を目指します」
指示を待つのではなく、自らが考えて練習する姿が印象的だった同部。
この夏の台風の目になる予感がする。