全員で掴み取る
全国大会への切符

麁玉中学校男子柔道部
群雄割拠の男子柔道において、新人戦浜松地区大会を制した麁玉中学校男子柔道部。続く西部大会では惜しくも決勝戦で敗れたものの、県大会出場を果たした。
部員数は35名と県内でもトップレベルの人数を誇るが、そのほとんどが「中学に入ってから柔道を始めた」選手ばかり。素人集団でありながら、日頃の努力を怠ることなく、一日一日懸命に練習に励んだことで、経験者が揃う強豪校と肩を並べられるほどまでに成長を遂げた。
同部が大事にしているのは“チームワーク”。各自が与えられた役割をキッチリとこなすことで信頼感が生まれ、チーム一丸となって戦うことができ、結果として好成績を収めることができた。
その中心となるのが主将の古田謙信くん。部員全員に気を配り、大所帯の柔道部をしっかりとまとめている。
35名のうち22名が三年生。団体戦の出場選手は5名なので、多くの選手は試合に出ることができない。それでも彼らは腐ることなく、全員で切磋琢磨し前進してきた。
試合に出場する選手が部員全員の想いを背負って戦えば、試合に出られない選手は全力でサポートに回る。このチームワークの良さで掴んだ“浜松王者”の称号なのだ。
日頃の稽古では、基礎技術の向上に重点を置き、「基本に忠実に、丁寧に」を心掛け、動きを身体が覚えるまでしつこく練習していく。今後は、勝負を決められる技の取得を目指す。
新人戦では、浜松王者となった。次ぎに目指すのはその先、“県王者”だ。チームワークを武器に、全国への扉をこじ開ける。

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