2025年2月1日から一回戦が行われた『2024年度ラッツオーリ杯』。磐周・小笠地区の冬の王者を決めるこの大会、決勝には福田中学校と磐田東中学校が進出し、福田中学校が優勝を果たした。

福田中学校が優勝を果たす。

2024年度ラッツオーリ杯天竜東地区冬季サッカー大会

令和7年2月1日から始まった『ラッツオーリ杯天竜東地区冬季サッカー大会』。磐周・小笠地区の24チームがトーナメント形式で戦い、この大会の上位4チームが『西部地区春季中学生サッカー大会』のシード権を獲得する。

3月1日に行われた決勝戦に進出したのは、安定した守備力で勝ち上がってきた福田中学校と、圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきた磐田東中学校。

試合は福田ボールで「キックオフ」。序盤から福田が持ち前のフィジカルとスピードを活かして磐田東陣地に攻め込む。一方の磐田東は高い技術力を武器に、中盤でボールを繋ぎながら福田守備陣の綻びを探す。最初のシュートは福田。前半10分、左サイドを崩すとコーナーキックを獲得。ゴール前に選手が押し寄せるも、磐田東が何とかクリア。前半13分には磐田東がチャンス。左サイドで組み立てると、右サイドへ大きく展開。必死に戻った福田にクリアされるもコーナーキックを獲得。カーブが掛かったボールにゴール前は混戦となるも、福田守備陣が先に反応し、シュートに至らない。前半17分には、福田が磐田東ゴール前でフリーキックを獲得。慎重にゴールを狙うも、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。そして迎えた前半18分。遂に均衡が破れる。ロングボールを左サイドに展開した福田。ボールを受けた選手がドリブルでペナルティエリアに侵入すると、角度がない所から冷静にゴールへボールを流し込み「ゴール」。福田が先制点を挙げた。追いつきたい磐田東は右サイドで組み立てるとゴール前へスルーパス。走り込んだ選手がシュートを放つも、ボールはゴールキーパー正面へ。前半の内に何とか追いつきたい磐田東は、前半終了間際にコーナーキックを獲得。速いボールをゴール前に送り、磐田東がこれにダイレクトで合わせるもミートできず。前半が終わって1対0で福田がリードする展開となった。

後半開始早々、磐田東が強引に左サイドを突破しゴール前に侵入。シュートを放つも、ボールはゴール右へ。しかしながらこのプレーをきっかけに、磐田東が左サイドを制圧し始める。一方の福田はフィジカルを武器にこれに対抗。激しい守備でボールを奪うと、シンプルに前線に送るスタイルで応戦する。後半8分には福田がロングボールからコーナキックを獲得。ゴール前にいいボールが入るも、磐田東が必死にクリアし、追加点を許さない。後半13分には磐田東がゴール左でフリーキックを獲得。直接狙うも、ボールはゴール左へ。後半17分には福田がゴール前でフリーキックを獲得。力強く捉えるも、ボールはゴールキーパー正面へ。後半24分、磐田東は右サイドを突破しゴール前にボールを送るも、走り込んだ選手に合わず。ロスタイムに入り、猛攻を仕掛ける磐田東だったが、最後の部分で精度を欠き得点を奪えないまま「タイムアップ」。お互いに特徴を出し合った試合は、1対0で福田が勝利。冬季の天竜東地区の王者に輝いた。

この大会の結果をもって、『西部地区春季中学生サッカー大会』のシード校が確定。優勝した福田、準優勝の磐田東に加え、3位となった掛川東中学校、4位の御前崎中学校の4チームがシード校となった。



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