最後の試合は子どもを無条件に応援してあげてほしい。この先、こんなに子どもを応援できる機会は、まずないのだから。

今年も「ジュニアアスリートプラス高校野球特集」が発行できた。まずは関係各所の皆さんに感謝したい。
内容を「高校3年生選手名鑑」として3年目。これまではコロナ禍などがあり、全チームが出揃うことがなかったが、今回は静岡県西部地区の全てのチームの高校3年生を掲載することができた。非常に満足している。
多くの高校3年生は、10年もの間、野球に多くの時間を割いてきた。小学生の時の週末。周りの友達が遊んでいる中、遊びたい気持ちを押し殺して、ひたすら野球。中学生の時は、放課後暗くなるまで、泥だらけになりながら、ひたすら野球。高校生になると、体を大きくするために、大量の食事を摂取しながら、ひたすら野球。ツラく、苦しいこともあったかもしれないが、仲間たちと過ごした日々は、何にも変え難い、かけがえのないものになったに違いない。苦楽を共にしてきたその仲間こそ、生涯の友である。
そしてそれは親御さんも同様。子どもが野球を始めた日から、生活の中心が野球になり、週末に新たな楽しみができた。中学生になると、周囲が子どもとの会話に悩む中、野球があったから話題には事欠かなかった。高校になると、通学や送迎が少し大変になり、お弁当の大きさも随分と変わった。思っていたように物事が進まないことも格段に増えたが、高校球児となった子どもが、とても誇らしく思えた。
「ジュニアアスリート高校野球特集 高校3年生選手名鑑」は、ひとり一人の高校3年生にとって、これまでの野球人生の総決算になれればと思い、作らせていただいている。小学生の時の所属チーム、中学生の時の所属チーム、さらには感謝を伝えたい人を掲載しているのはその理由。小学生・中学生時代に一緒にプレーしてくれた仲間、野球を教えてくれた指導者、さらには応援してくれた人。その人たちがいてくれたからそこ、高校で野球ができている。感謝を伝えたい人は、ここまで野球が頑張れたきっかけを作ってくれた人かもしれない。写真についても、朗らかな表情で写る子も入れば、おちゃらけて写る子、鋭い眼光で写る子など、さまざまな表情がある。それは高校3年生の時の心情。大人になってこの雑誌を読み返した時、「あの時はああっだったな、こうだったな」と思い起こしてくれればこの上ない。
親御さんにとっては、お子さんの同級生が一同に掲載されている唯一無二の雑誌。小学生の時に一緒にプレーした子、中学は一緒だったが、別々の高校に進んだ子。そして、高校野球を一緒に頑張った仲間。そんな子たちが掲載されている。ぜひ、当時を思い起こしながら読んでもらいたい。これまでお子さんが過ごしてきた日々全てがドラマのはずだ。
間もなく始まる最後の夏。高校3年生は一瞬一瞬を精一杯楽しんでほしい。グラウンドにいようが、ベンチにいようが、スタンドにいようがそれは変わらない。これまで野球を頑張ってきたみんなには、間違いなく楽しむ権利がある。そして親御さん。今までは試合を観ながら小言を言っていたかもしれないが、最後の試合は子どもを無条件に応援してあげてほしい。この先、こんなに子どもを応援できる機会は、まずないのだから。
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