高校生活とその先の進路を考える。

聖隷クリストファー中・高等学校

聖隷クリストファー中・高等学校

あけましておめでとうございます。
2019年がスタートしました。みなさんも新しい目標を胸に、新しい年を迎えたのではないでしょうか。日本全体としても、今年は様々な出来事が起きる1年になりそうです。4月で平成が終わり、5月に新しい年号となること。そして、ラグビーのワールドカップが日本で初めて開催されることも決まっています。聖隷クリストファー中学校では、開校以来、中学3年生での研修旅行先を、ニュージーランドにしています。ニュージーランドといえば、「羊」「マヌカハニー」が頭に浮かぶ人も多いでしょう。でも、ニュージーランドといえば、ラグビーの強豪。昨年11月にニュージーランド研修に行ってきた本校中学3年生も、「来年はワールドカップを見に日本に行くからその時また会いましょう!」とホストファミリーに言われながら帰国をしてきました。せっかく日本でラグビーのワールドカップが開かれるのですから、ラグビーのルールや楽しみ方も知りたいですね。

本校としても、2019年(度)には様々な変化を予定しています。例えば、2020年に開設する小学校の校舎工事が、1月の下旬から始まります。春からは中学生と高校英数科の生徒が、各自タブレットを持ち、各授業に活用します。そして、在校生の3割以上が利用しているスクールバスも、現在運行している6ルートに加え、「蜆塚・富塚・佐鳴台からの直通ルート」が4月の新年度より、運行スタートします。これまで以上に、本校への通学が便利になるはずです。その他、色々計画がありますが、それぞれまたの機会に詳しくお伝えできればと思います。

さて、これまで中学校の活動についてお伝えして来ましたが、今回は、その先にある高校のことを少しご紹介したいと思います。中学でも、高校でも、「自分のように、あなたの隣人を愛しなさい」という「隣人愛」の精神を大切にし、日々の学校生活を送っていることに変わりはありません。ここでは、中学と高校の接続と、高校で新たにあることをお知らせします。

中学では、一部授業について習熟度別授業を行いますが、クラスは学力別には分けていません。高校では、高校卒業後に目指す進路が様々になるため、それぞれの目標設定にあわせ、3つのコースに分かれます。まず、「英数科」と「普通科」の2つの科があり、普通科は更に「特進」と「進学」に分かれています。

聖隷クリストファー中・高等学校ではまず、英数科から紹介します。中学在学中の前倒し授業を更に有効にするため、中学7期生(現在の高校1年生)より英数科に「内進一貫クラス」を設け、高校から入学した英数科生徒とクラスを分けています。英数科は、国公立大学や難関私立大学を目指す生徒を対象に、難度の高い授業展開を行っています。予習・復習や課題も多くありますが、部活動でも活躍する生徒が多くおり、切磋琢磨してそれぞれの目標に向けて邁進しています。高校3年生は、1月19日、20日に行われるセンター試験に向けて、ラストスパートをかけているところです。センター試験が終われば、国公立の2次試験や、私立大学それぞれの個別試験に挑んでいきます。センター試験以降は、同じクラスにいても各自全く違う対策を行っていくわけですが、本校では、2次試験や個別試験の対策のため、生徒一人ひとりの受験科目を指導するよう、教員を配置します。2月は高校3年生を登校させない高校がほとんどですが、本校では、受験に臨む生徒を2月も通学させ、教員も生徒と共に、「合格まで」一緒に試験内容を分析し、対策を行っていきます。

聖隷クリストファー中・高等学校次に特進クラスです。こちらは、高校卒業後に四年制大学進学を目指す生徒を迎えています。公立大学もしくは私立中堅大学、もしくは専門学校へと進学していきます。就職をする生徒も全くいないわけではありませんが、特進クラスも、英数科と同じく、ほとんどの生徒が進学をしています。特進クラスには、本校で「強化部活」とされている、男子サッカー部、男子バレーボール部、野球部と準強化部活とされている女子ソフトボール部の生徒も多数所属しています。強化部活は、他の部活動に比べ日頃の練習時間も長時間になることもありますが、「文武両道」を目指し、限られた時間の中で学習にも集中して取り組み、高い成績をおさめている生徒もたくさんいます。家庭学習時間の確保が難しいからこそ、学校での授業を大切にし、毎日の積み残しがないように生活しています。進路については、一般入試で国公立大学を目指す生徒も一部いますが、大半はAO入試を含む、自己推薦および学校推薦で進学を目指します。学力に加え、高校3年間(もしくは中高6年間)で精力的に取り組んだことを武器にして、目標進路に進んでいきます。推薦入試にて、小論文試験や面接試験を受ける生徒が多いため、生徒一人に教員が一人つき、指導を行います。また、一般受験指導についても、英数科の生徒同様の指導をしています。

聖隷クリストファー中・高等学校最後に進学クラス。高校卒業後の進路は、四年制大学、専門学校、就職と様々です。例年、就職を希望する生徒は少人数ですが、進学同様、就職試験の対策も、生徒一人に教員が一人つき、指導をしています。昨今は、就職試験でも学力検査や一般常識などが実施されるため、面接や所作の指導に加え、学習の指導もしています。

英数科も普通科も、高校卒業後に目指す道は生徒によってそれぞれですが、一人ひとりの希望がかなうよう、担任をはじめ、教員も一丸となってサポートしています。

また、中学から入学した生徒は、高校進学にあたり、各自の希望と学力にあった科やクラスを選択します。これまで本校で6年間を過ごし、卒業していった1期~6期の生徒も、国公立大学・難関私立大学を含め、様々の進路を歩んでいます。そして今年度高校3年生の7期生も、今間近に迫った大学入試本番に向けて、必死の努力を続けています。彼らの健闘を祈ると共に、私達教員も最後まで一緒に走っていきます。

聖隷クリストファー中・高等学校そして、1月は3ヶ月の語学研修に生徒達が旅立つ時でもあります。今年度も、高校1年生3名が、アメリカのカリフォルニア州、オーストラリアのクイーンズランド州での研修に参加します。アメリカ・オーストラリアの大学に入学を希望する留学生が、入学前に英語力を上げるために通う、大学敷地内にある言語専門学校に通います。ホストファミリーにお世話になりながら、言語学校で英語の指導を3ヶ月みっちり受けますので、研修前と研修後では、模擬試験での全国偏差値が15以上伸びる生徒もいます。また、高い志を持つ、アジアや南米からの留学生に刺激を受けながらの研修のため、英語力以外の面でも様々な成長を遂げて生徒達は帰国してきます。研修後の学校生活にも変化は持続し、多くのことに積極的に取り組むようになります。これまで研修に参加した生徒は、それぞれ、ICU(国際基督教大学)や早稲田大学、静岡文芸大学など、高校卒業後も難関大学に合格し、進学しています。今年研修に参加する3名も、充実した3ヶ月を経て、大きく成長して帰ってきてくれることと期待しています。

今回は、高校生活についてご紹介いたしました。本校の中学入試が今月12日・14日そして26日に実施されます。小学6年生の皆さんの健闘を祈ります。また、3月23日(土)午前中に、現在小学4年生・5年生の児童と保護者を対象として、「中学入試講座」を開催したいと考えています。詳細は、本校HPを確認してください。

では、2019年も皆様にとって実りと喜びの多い1年となりますように。

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